無力 (By けいぽん)

こんばんは〜。


この記事を読めているということは、みなさん無事に過ごしているという証だと思います。


物に溢れていて、不便なことなんて何もなくて、文明の利器に囲まれて、幸せに暮らしている世の中でも、自然の猛威の前では何の効力もなく、意味も持たず、ただただ治まり、時が流れていくのを見ることしか出来ないんですよね。


被害の大きかった東北地方は、僕が大学の時から8年ほど過ごしていた土地であり、友人も少なからずいる状況で、数人とは連絡が取れたのですが、あとはまだ未確認なんですよ・・・。きっと、携帯も使えない状態にいるのであろうと、今は無事を祈るだけです。


そして、大勢の方が行方不明で、また、残念ながら亡くなってしまった方も多くいらっしゃいます。この場を借りて、ご冥福をお祈りいたします。


地震が起きたその時、僕は薬局の休憩室にいました。仕事が終わり、帰ろうとしていたところだったのですが、グラグラというか、ユラユラという表現が妥当な地震でした。立っているのも困難で、とりあえず屋外へ。みなさん一様に逃げ出しており、お年寄りの方はフェンスに捕まりしゃがみ込んでいる状態。とりあえず治まったところで帰ろうと思ったのですが、電車はもちろん動いておらず、最寄り駅はこんな感じで・・・。





タクシーで帰ろうにも、すでに長蛇の列。仕方なく、歩いていくことを決意したのですが、運良く通りかかったタクシーに乗車。


で、実はこの日、中国地方への旅行を予定していたので、「もしかしたら動くかも」という一寸の望みに賭けて某駅で降ろしてもらったのですが、これが運の尽き。動くわけないんですよ(笑) ホント、自分のバカさ加減に呆れてしまったのですが、いろいろあって、結局6時間もの間、駅の付近を徘徊していました。


最終的に行き着いたのは、駅前のDoCoMoショップ☆ 閉店時間をとっくに過ぎていたにも関わらず、待避所、そして、充電場として開放していてくれたのです。店の商品である充電器を開封し、来店するみなさんに貸し出していたんですよ。スタッフさんは一様に疲労困憊していたと思いますが、店内にいる一人一人に声を掛け、「いつまで開けてますか?」の問に対し、「ここまで来たら追い出せないですし、事が静まるまで開けていますよ」と笑顔で応対。帰宅難民が続出し、自分自身も切羽詰っていたはずなのに、微塵も感じさせないその姿は、良い意味で接客業の域を超えていたと思います。


そんな中、僕も充電させて頂いたのですが、一人のスタッフさんとおしゃべりをしていました。「今日は旅行に行く予定だったんです」とか、「電車動かないですよね」とか、「渋滞すごいですよ」とか・・・。


そんな会話の中で、お互いの住まいの話になりました。それがなんと偶然にも、僕の実家の2駅隣に住んでいる人で、地元民トークで若干盛り上がりを見せたのですが、業務に戻っていったため終了(笑)


そして、さらに過ごすこと30分。再びそのスタッフさんが声をかけて来てくれました。


「今から帰るんですけど、車で来ているので送りますよ」


はぅ(TT)


こんなことってあるんですね。「感謝」なんて言葉はホント、軽率にすら感じる気持ちでした。お言葉に甘えて送って頂いたのですが、いつもなら20分ほどで着く道のりも、1時間弱かかりましたね。でも、もう帰るのを諦めていたところだったのに、日付けが変わる前には帰宅できたんです。


ホント、心からお礼申し上げたいと思います。


それにしても、到着するや否や、家族総出でお礼を言いに来たのにはビックリしたことでしょう(笑)


ということで、唯月さんからの紹介は、ベストセレクションといった感じでした(笑) 「小さな」ではないですが、最近感じた幸せです☆


でも、そんな幸せを一瞬にして塗り替えた事件がありました。場所は、My roomの一角・・・。





手作りの棚だったのに、見事に崩壊です(><)


明日はビンさんです。紹介文なんて思い付かないですね〜(笑) 今はみんな、地震のことで精一杯だと思いますけど、関西は被害が少なくて良かったと思います。