その一点 (BY凛)

それはあまりに突然のお知らせでしたよね―――。



なにを書けばいいのかわからないので、とりあえず皆さんのように知った経緯などを書くと・・・わたしの場合はZARDファンからの一通の(携帯)メールでした。「ニュース見た?」とのメッセージがそこにあったので、それを受けて即TVのもとへ。すると、そこではDVDのライブ映像が流れ「亡くなられました」と言う誰かの声がしました。

あれは、ちょうど正午ごろだったのかな。

それから、私は自分の感想を書くわけでもなく ミクシやブログ等での皆さんの書き込みを眺めるばかりでいます。



今きっと、それぞれがそれぞれの思い入れを持ちながら、この唐突な事態をながめあるいは対峙していると思います。1万人いれば1万人の「私にとってのZARDもしくは坂井泉水」、思い出、憶測etc ・・・っがありますが、考えれば考えるほど“ここには居ない”その一点だけがあっとうてきに、ゆるぎなく、迫ってきます。


その一点に、

寂しい。
悲しい。
悔しい。

と。こみ上げ泣いてる方もいるんでしょうね。


じゃあ私はというとー・・・涙は出てないんですね。そういった感情より、いまいち実感が伴っていないのが現状かも。元々メディア露出が少なかっただけに!何から、どうやってそれを感じ取ればいいのか?


そりゃあ勿論 メディアではそれに関する文字が踊っているんだけど・・・でも、ふと部屋に視線を落とせばコンポにCDがあるのは同じなんだな。以前となんら変わっていない風景なんだな。
ただ、メディアで「死」や「事故」「蒲池幸子」と発せられるのは奇妙で。「祭壇」の映像や「病院」からの中継は、今回と同じような番組・媒体が騒ぎ立てていた船上ライブ時には確実になかったもので。そして、なによりそこに映るファンの方の「表情」が違う。


例えば、記帳や献花 お別れ会に参列したら“突きつけられたり”“思い知る”のかもしれないけど・・・そこにはわたしは足を運べなそうかな。関東関西以外のかたは、どんな形で弔いますか?



それにしても、癌を患われていただなんて・・・。(不穏や異変は感じることはあったにせよ)誰が想像しただろう。誰がこんな形を予想しただろう。個人的に、ある種もう片方のわかれは想像や予感したことはあったんですよ。でも、こんな形は!まったくもって予想外でした。ほんとうに。
癌だったこと、あれこれ、結局さいごまでZARDは・・・“ベールの向こう側”だったとそれが身にしみます。今はただ、泉水さんがゆっくり休まれてますように。心からご冥福をお祈りいたします。



明日はひつまぶしさんです。



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すでに、読まれてる方も多いかと思いますが、著名人の方がメッセージをよせていますね。摩季ちゃんや織田さん・葉山さん、また「新しいドア」の作曲者北野正人さん「遠い日のNostalgia」の作曲者望月衛介さん。さらに、ラジオDJの中村貴子さんが「一度お仕事したことある身」として、坂井さんの思い出を語ってくれています。

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